更新履歴
- 2023-07-19七夕さらさら
- 2023-06-28少女漫画読みたい
- 2023-06-19AI:茉咲ルート嘘ストーリー
- 2023-06-16木代理カムバック(5)
- 2023-06-16木代理カムバック(4)
作品リスト
七夕さらさら
七月に入り、斎灯森村では下旬に控えた村祭りの準備で賑わっていた。 木代理も例に漏れず、舞の練習のために第一会館を訪れる頻度が増していた。 ある日、目に触れたのはエントランスの奥に飾られている一本の笹だった。 笹の枝には長方形に形作られた色…
斎灯森村物語少女漫画読みたい
「好きだよ、かなめちゃん」 木代理さまが、愛の言葉を囁きながら私の名前を呼びました。 本当に愛おしそうに目尻を下げて言葉を紡ぐものですから、私はいつも勘違いしそうになります。 私の両手はトランプを握りしめたままですので、耳を塞ぐことはできま…
斎灯森村外伝AI:茉咲ルート嘘ストーリー
木代理に間男ができたという噂が村中に広がり、食堂で注目を浴びるようになる仁人。 噂が自分の事だと気づいた仁人は誤解を解こうと村人に説明をするもキリがない。 気疲れした主人公は、気分転換に河原の方へ向かうが、川に近づこうとして転がり、足を捻…
のべりすと木代理カムバック(5)
ずぶ濡れになりながら、私たちは会館にたどり着いた。 衣装が水を吸って気持ち悪い。地べたについてしまった長い裾は泥だらけだ。 私たちはできるだけ衣装を絞って水を捨て、茶色いスリッパを履いて会館の体育館へと集まった。 十六夜のおばあちゃんは体…
斎灯森村外伝木代理カムバック(4)
お昼になった。 私にはあと一日と半分しかなかった。 かなめちゃんは雛なしで神降ろしができる方法がないか、屋敷に戻って調べてくれている最中だった。 その間に私はかなめちゃんがビデオに残してくれた映像を見ながら舞の練習をしていた。「かーっ、う…
斎灯森村外伝木代理カムバック(3)
翌日の朝を迎えた。 やや筋肉痛の身体に鞭打って起きる。 私の朝食は特別に木代理さまの使っていた居間で食べられることになっていた。 かなめちゃんに案内されて、指定された部屋に向かう。「あ」 戸を開ければ、先代の雛だったというイケメンが先に座…
斎灯森村外伝木代理カムバック(2)
雛、巫女、獅子、狛犬、鬼。 その中の獅子はすぐに紹介できるとかなめちゃんは言った。 早速会いに行こうと屋敷を離れようとしたとき、渡り廊下の向こうに人影を見つけた。「木代理か?」 呼ばれて、かなめちゃんの後ろから顔を出す。 逆光で照らされて…
斎灯森村外伝木代理カムバック(1)
目が覚めると、私は木の根っこのくぼみにいた。 どうしてこんなところで寝ていたんだろう。自分でも不思議だった。 体を起こすと全身の節々が痛い。それに地面に接していた左の半身が雑草と土まみれだった。 右手で掃うと手のひらが汚れてしまったので、…
斎灯森村外伝お遊び:存在しない原作の二次創作:現パロ勇者×魔王(百合)
二人が『再会』を果たしたのは、もう二年も前の話になる。当時中学一年生だった私は、放課後に学校の図書室で一人本を読んでいた。すると突然、一人の女性が私に声をかけてきたのだ。「ねえキミ、何読んでるの?」それが美緒さんとの初めての出会いだった。「…
のべりすとことりと太陽
琴里は美しい少女でした。毎朝ママがとかしてくれる髪は濡れたカラスの羽の色をしていましたし、瑠璃のように綺麗なワンピースがよく似合っていました。それに、ウグイスのように透き通った愛らしい声を持っており、習い事のヴァイオリンは歌うように奏でる…
その他星じゃなくて太陽になりたいんだ
あたしがその気持ちに気づいた時には、もう手遅れな時期だった。それは突然降ってくるくせに、心を苦しいほどにかき乱す厄介なものなんだって身をもって知った。名詞は言わないよ。だって、認めたくないからさ。月に一度の『獣の呻き』だってそりゃ身体中に痛…
斎灯森村物語十六夜たるものとして
母はいつも同じものを ふたつ くれました。けれども申し訳なくて、使うのはいつも片方だけでした。ある日、私は身につけていた片方を失くしてしまいました。知った母は、それはひどく取り乱しました。日頃の母からは想像のつかない荒れ様でこれから始まるお…
斎灯森村物語しずると遥生のはじめまして
「あ」道行く途中で声を出した。理由は別にない。返事がないのを確認しただけ。なんにもない村の中では意味のない言葉の方が存在感を持つような気がした。それでも黙ってしまうと何事もなかったように退屈な時間が流れていく。言葉に意味なんてない。あぜ道に…
斎灯森村物語君を支配する全てから
彼女を初めて見たとき、僕は恋と言うものを知った。 ステージの上で舞う彼女の姿は、この世の何よりも綺麗で僕はいつまでも彼女を見届けたいと思った。 でも、彼女には自由がなかった。それを知ったのは僕が思い切って彼女を映画に誘った時だった。 映画…
斎灯森村物語朱を慕う
茉咲さんを見ると朱を連想するのは、彼女が情熱的な人物だからでしょうか。 彼女の特徴は、朱とは対照的な真っ白な髪を一つに束ねたポニーテールなのですが、風になびくその色は彼女自身の魅力を引き立てています。 茉咲さんの髪が真っ白な理由は、獅子の…
斎灯森村物語木代理ディスアピア
ある日、木代理はいなくなった。婚姻の日、儀式の途中に抜け出してそのまま消息を絶った。最後に聞いた言葉は何だったかももう思い出せない。なぜなら、その言葉が木代理と交わした最後の会話になるとは思いにもよらなかったからだ。普段通りの、不愛想な言葉…
斎灯森村物語
お題提供元:https://alicex.jp/tsuduri/